NPO法人 水夢王国はプールに関わる
あらゆる情報を紹介する総合サイトです

NPO
≪水夢王国≫
について

設立趣旨書

1. 趣旨

水泳・水中運動は赤ちゃんから100歳過ぎても障がいを持ったとしても妊婦でも続けられる唯一の健康運動です。厚生労働省策定の『健康寿命延伸プラン』の関係もあり30年以上前から、水中運動の健康効果、医療費半減効果の研究発表が相次ぎ、国内にはこの間に誰もが通年で利用できる公営屋内プールが全国1,338ヵ所(2017年≪水夢王国≫調べ)、対人口では約12万7000人に1ヵ所(全国平均)建設されるようになりました。

しかし、こういった施設の整備が進む一方で、当時は市民の側からは、当時はインターネットも普及前の時代でありそれがどこにあり利用時間は?等の情報が得にくいことが問題でした。

そこで我々≪水夢王国≫は、23年前(1998年)に「プールを通じて日本を健康で元気にする水先案内人をめざします」を旗印に、WebSite≪水夢王国≫を立ち上げ、誰でも利用できる全国の屋内プールの詳細情報と健康維持増進効果の発信を始めました。現在ではサイト内のページ数は1,000ページを超え、累計アクセス数は480万人を突破しています。 しかしながら、日本では「プール=前に泳ぐ競泳」というイメージが強く、健康にとって効果的なそれ以外の、泳げない人でも、浮力や重力からの解放の空間を活かした水中運動やスポーツ等がたくさんあり、せっかくのプール施設をもっと多面的に活用できる可能性が大で、その方面でコツコツ研究や普及を図ろうとしている指導者、団体は数多くあるにも関わらずありますが、まだ市民権を得るには至っていません。

今回法人化を申請するに至ったのは、全国各地で利用者の笑顔とQOLに囲まれてコツコツと努力しているそのような団体や指導者に光を充て紹介し、これらの団体の活動の普及、発展のお手伝いをして世界に類まれな日本のこの屋内プール施設をもっと活用するためにはどうしたら良いかを考えた結果、プールに関連した人、団体、協会、業界すべてを集めた日本初の、プール関連の総合プラットフォームサイト(リンク集)を構築し、その中で知られていないそのような分野を中心的に紹介し際立てていこう、ということになりました。
これまで任意団体として活動してきましたが、こうした活動や事業を全国に浸透させるには、資金的にも行政ともプール関連業界とも連携を深めていくことも必要と痛感しています。そのために、社会的に認められた公的組織にすることが最良の策と考えました。

「人生100年」時代を迎えたいま、さまざまな角度からの情報を的確に届け、健康寿命を延ばすプールの可能性を広く知って活用してもらうことが求められていると思います。泳ぎたい人たちはもちろん、リハビリを頑張りたい人たち、水遊びでリラックスしたい人たちなど、あらゆる人たちが、「水」によって「健康で夢のある人生」を楽しむ。これこそが正に「水の夢」「水夢王国」たりうるのです。
実現のためには、当団体の活動は営利目的ではない、特定非営利法人格を取得するのが最適と考えます。

法人化によって組織を発展、確立することができ、将来は水中運動、水中リハビリテーション関連の学会を開催し、さらなる健康寿命の延伸と医療費の削減効果に寄与して、いきいき元気な日本に貢献できると考えています。

2. 申請に至るまでの経緯

1998年1月
WebSite<水夢王国>で日本の屋内プール情報を発信開始。
2003年4月
東京で水泳の基礎編練習会を発足し、以後月一回開催。
2003年7月
TopPageアクセス数100万人突破。
2006年4月
全国に67カ所あったプールを持つ社会保険健康センター「ペアーレ」の無条件売却決議に対し「全国“ペアーレ”施設の存続を求める会」を結成、署名運動を開始。
2006年4月
全国から集まった署名を河野洋平衆議院議長に提出(1回目)。
2008年5月
第2回目署名提出。
2008年5月
≪水夢王国≫“建国”10周年記念イベント「私は障害からプールでこれだけ元気になった」論文コンテスト開催。
2010年3月
上記(独法)年金・健康福祉施設整理機構による整理・売却が終了。67ヵ所中45ヵ所がプール事業存続業者に落札。一定の署名運動の成果となる。
2017年10月
『日本水泳・水中運動学会』で論文発表。
2017年11月
第一回「プールリハビリサミット」を東京で開催。
2018年11月
「プールリハビリサミット」を改名し、第2回「水中リハビリシンポジウム」を東京で開催。
2024年1月
現在アクセス累計数500万人突破