NPO
≪水夢王国≫
について
理事長ごあいさつ
藤木 太郎
今やらずにいつできる!
俺たちがやらずに誰がやる
冒頭からたいそうで時代がかった出だしで失礼します。
たった一人で発信してきたwebsite≪水夢王国≫ですが、2023年で25年目になります。
現在までに500万を超えるアクセスを頂だくだけでなく各方面のたくさんの方々に多大なご協力を頂きここまで来られたことに対し、まずは深い感謝と御礼を申し上げます。
不思議なもので年月と同時にプールの世界に関する、なにか使命感といいますか責任感みたいなものまで感じてくるようになりました。
今、プールは苦境の
長いトンネル?
そういう立場から見ると、コロナ時代が4年に及びプールをとりまく環境が心配なことばっかりです。(私だけなんでしょうか?)
民間のクラブは採算割れに陥っている会社も少なくないと聞きます。 資金力の差、水の可能性を広げる企画力、人材育成力の差、使命感の差が収益力の差になるのでは?
公営屋内プールは30年以上前から「健康」がキーワードで全国的に建設されたものが一様にリニューアルの時期になっていることで、地方自治体でプール改築の是か非か問題が浮上しています。
世界に冠たる学校プールは?というと、経済合理性から存在価値、水泳授業の必要性の是非まで論じている人も出てきました。
学校の部活は?というと来年から中学校の部活(すべてのクラブ)が地域移行になることが決まっています。
プールこそ
インクルーシブで
ダイバーシティな代表選手
一方で、水はすべてを包み込む。
赤ちゃんから100歳過ぎても、健常者も障がいを負っても、妊婦さんもと、ここ30年でプールは、夏のレジャー施設、泳ぐための施設という位置づけから年中楽しめる健康維持増進になくてはならないものになりました。
更に、陸上ではまったく実現不可能な重力からの解放(プール以外なら宇宙に行くしかない)と空気の800倍ともいわれる密度、水中での動作抵抗を活用してリラクゼーションにリカバリー、殊に障がい者へのリハビリテーションは素晴らしい成果を上げている、更に、アクアエクササイズに水中遊びの多様化‥‥等々と、プールって多角的な活用ができるのだという認識が広がりつつあります。
プール活用の多様化、全方位化はまだまだ未開拓の分野がたくさん残されています。
世界独自のプール文化は
4回も進化してきた
戦後だけでも今まで水泳、プール関連の問題が起こってもその都度乗り越えて進化し乗り越えてきました。これを世界に冠たる「プール文化」とあえて名付けさせて頂きます。
主な動きだけでも
第一の進化‥‥昭和30年宇高連絡船の紫雲丸事故で100人もの小学生が犠牲になり以後、四面を海に囲まれた日本で水の犠牲者をなくそうと、小学校から高校まで体育の授業で水泳を教え.防火用水も兼ねてプール建設が始まった。
第二の進化‥‥待ちに待った1964Tokyo五輪で競泳は惨敗。
以後アメリカのAgeGroupを参考にしつつ、その後スイミングクラブが全国に林立。
第三の進化‥‥40年ほど前から日本の高齢化問題が浮上し始め「健康」がキーワードになりました。研究界から、健康寿命の延伸のためには高齢化時代の医療費増大を抑える水中運動が最適であることが続々発表され、全国の自治体で通年で使える屋内プールの建設が広がった。
第四の進化‥‥そこからほどなくしてプールには歩行用レーンが最低1レーンは設けるのが当たり前になりました。新設時は歩行専用プールが別途建設されたり、スイミングクラブでさえ歩行専用レーンを設けざるを得なくなった。泳ぐためかだけの施設から大きく変化しました。
進化その5は…プールの全方位活用か
NPO【水夢王国】としてできることは?
- つたえる
- 水から産まれた私たち。赤ちゃんから100歳まで、障がいをもったとしてもハリのある元気生活に活用できる様々な楽しい“水活”を薦めながら、それが国の健康寿命延伸、医療費削減につながることを伝えます。
- ひろげる
- 本邦初プールに関わるすべての人、会社、団体を網羅したプラットホームを構築。プールの未来を広げ支える人達の応援団としての情報提供サイトになる!
- ささえる
- お風呂のように誰でも気軽に使えるプールに!
そのために必要なプール行政にも変化を促します。
プールは身体の強化に使え、かと思うとリラクゼーションにも、更に障がいのリハビリに、そして様々な遊びにも使える不思議なエリアですね。